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皆さんこんにちは!
有限会社八木秀組、更新担当の中西です。
第4回足場工事雑学講座
テーマ:足場の定期点検とメンテナンス方法
前回は足場の組立・解体手順と安全ポイントをご紹介しました。今回は、長期にわたって安全・安定を保つための定期点検とメンテナンスの具体的な方法を解説します!
足場は使用中に徐々にゆるみや摩耗が生じるため、定期的な点検で早期発見・対処が不可欠。
法令では、組立後および使用中は少なくとも週1回以上の点検が義務付けられています。
ボルト・クランプの緩みがないか、ねじ部にさびや変形がないかを目視・手締めで確認。
緩みがあれば指定トルクで増し締めし、部材に異常があれば速やかに交換。
足場板にひび割れやたわみ、腐食がないかをチェック。特に端部の固定状況を入念に確認。
滑り止め面の摩耗が激しい場合は、早めに交換して安全性を維持。
手すりパイプや中桟がしっかりはまっているか、ガタつきがないかを点検。
高所での転落防止設備なので、少しのゆるみも見逃さないように。
地盤沈下や振動でベースプレートが傾いていないか、ジャッキのねじ山に傷や摩耗がないか確認。
水平器で再度水平を確認し、必要に応じて再調整。
足場板や踏み面に付着した泥や塗料、ほこりを掃き掃除や水洗いで除去。
滑り止め効果を保つため、汚れはこまめに落としましょう。
鋼製部材は塗膜の剥がれやさびの発生を定期的にチェック。
小さなさびはワイヤーブラシで除去し、防錆塗料を塗布して進行を防止。
部材の使用年数や摩耗度合いを記録し、耐用年数を超えたものは計画的に交換。
クサビやピンなど小さな部品も劣化しやすいので、消耗品として在庫管理を。
点検結果は点検表に記録し、担当者・日付・異常箇所・対応内容を明確に残す。
定期的な会議で共有し、現場間での情報交換を行うことで、全社的な安全レベルを向上。
週1回以上の定期点検で緩み・摩耗を早期発見
点検項目(支柱、足場板、手すり、ベースプレート)を漏れなくチェック
清掃・防錆で部材寿命を延ばし、安全性を維持
記録管理と情報共有で継続的な品質向上
足場は現場の安全を支える“足元”。定期的な点検と適切なメンテナンスで、いつでも安心して作業できる環境を整えましょう!
次回の第5回は「特殊足場の活用事例と設計上の注意点」をお届けします。どうぞお楽しみに!
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